「宅建の試験は難しいといわれるけど、一体どれくらいの難易度なの?」
宅建の合格に向けて勉強を始めようとしている人にとっては気になるところでしょう。
そういうときに参考になるのが、合格率や合格点です。というか絶対に知っておかなければならないものでしょう。
とはいえ、
- 宅建の合格率や合格点はどうやって調べればいいかわからない
- 合格率や合格点をどう普段の勉強に活かせばいいかわからない
という方も多いと思います。
そこで、この記事ではそんな合格率や合格点にに関する疑問を宅建アドバイザーの観点から解決します。
具体的には
- 宅建の合格率と合格点の推移
- 過去の合格率や合格点からわかること
- 宅建の出題科目と配点は
の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。
2分くらいで読めますし、宅建の勉強の効率が上がる可能性が高いので、まずはご一読を!
宅建士試験の合格率と合格点の推移
例年の合格率と合格点は以下のようになっています。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
令和元年 | 220,797 | 37,481 | 17% | 35点 |
平成30年 | 213,993 | 33,360 | 15.6% | 37点 |
平成29年 | 209,145 | 32,644 | 15.6% | 35点 |
平成28年 | 198,463 | 30,589 | 15.4% | 35点 |
平成27年 | 194,926 | 30,028 | 15.4% | 31点 |
平成26年 | 192,029 | 33,670 | 17.5% | 32点 |
平成25年 | 186,304 | 28,470 | 15.3% | 33点 |
平成24年 | 191,169 | 32,000 | 16.7% | 33点 |
平成23年 | 188,572 | 30,391 | 16.1% | 36点 |
平成22年 | 186,542 | 28,311 | 15.2% | 36点 |
平成21年 | 195,515 | 34,918 | 17.9% | 33点 |
平成20年 | 209,415 | 33,946 | 16.2% | 33点 |
過去の合格率や合格点からわかること
- 合格率は15パーセント前後であること
- 合格点は31点から37点でややばらつきがあること
過去の宅建試験の結果をみると、合格率が15%前後になるように合格点を決めていることがわかります。つまり、宅建試験は相対評価の試験なのです。
合格を確実なものにするためには、最低でも35点、できれば余裕をもって36点をコンスタントに取れるように心がけましょう。
合格率という数字のマジック
合格率が15パーセントというと非常に難しく感じるかもしれません。10人受けても合格する人は2人に満たないわけです。
しかし、ここには数字のマジックがあります。
受験生の中には会社から受験するように言われたから、しょうがなく受験したり、なんの勉強もせずただ受験する、いわゆる記念受験の人がたくさんいます。
私が宅建士の試験を受けたのは20年近く前になりますが、試験開始直後からいびきをかいて寝ている受験生がいたのを今でもよく覚えています。
こうしてみると、実際の合格率はもっと高いものになるはずです。
15パーセントという合格率は実体を表していないと考えていいと思います。
宅建試験は正しい勉強方法をとって勉強すれば必ず合格できる試験です。
恐れることは全然ありません。
宅建試験の出題分野と配点は
宅建試験では、大きく分けて次の4分野から出題がされます。
- 権利関係(民法):14問程度
- 宅建業法 :20問程度
- 法令上の制限 :8問程度
- 税金その他 :8問程度
配点は1問1点で満点は50点です。
宅建士試験の勉強を開始する前に
ここで宅建士試験の出題分野と出題数をもう一度見ましょう。
出題数が多い科目は、宅建業法が20問、権利関係(民法)が14問で、この2分野からの出題数は34問で全問の6割近くを占めるのです。
どのような試験勉強においても、出題数の多い分野に力を入れるのは至極当たり前のことです。
宅建試験ではこの2分野に注力する必要があることを、勉強を開始する前によく心にとめておいて下さい。
まとめ
ここまで
- 宅建の合格率と合格点の推移
- 過去の合格率や合格点からわかること
- 宅建の出題科目と配点は
について書いてきました。
合格率15パーセントという数字の実体が分かったと思います。ビビる必要は全然ありません。
独学だろうが、通信講座を利用しようが、やることさえきちんとやれば必ず合格できる試験です。
宅建士の資格をとれば、いろいろと可能性が広がります。独立開業も夢ではありません。
是非合格に向けて勉強に励みましょう。