行政書士試験

行政書士の過去問はどうやって勉強する?過去問の攻略法を解説

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予備校や通信講座を使わずに行政書士試験を独学で目指すという人もいるでしょう。しかし、独学の場合の勉強法がよくわからないという方も多いでしょう。

そこで、この記事では独学で行政書士試験に挑戦する場合の勉強方法について行政書士試験アドバイザーの観点から解説します。

具体的には、

  • 独学で勉強するには過去問が大事な理由
  • 過去問を使った効率の良い勉強法
  • 過去問は何回解けばいいか
  • 過去問は何年分解けばいいか

について順番にポイントを絞って解説します。

3分くらいで読めますし、独学の勉強方法をマスターできる可能性が高いので、まずはご一読を!

行政書士の試験に独学で合格するには過去問が一番

行政書士試験に独学で合格する人は、過去問と正面から向き合い解けるようになるまで何度も解いています。いわば、”過去問至上主義”なのです。

ではなぜ、過去問が大事なのでしょうか

本試験でやることはアウトプットのみ

毎年11月半ばごろに行われる行政書士試験の会場で、当日皆さんがすることは何でしょうか?

それは制限時間を目いっぱい使って問題を解くことです。テキストを読んだりスマホで調べ物をしたりといったインプット作業は一切ありません。

試験は問題に解答するというアウトプットのみの作業なのです。

それなら、普段の勉強も過去問を解くというアウトプット中心の勉強方法を取ったほうが合格に早く近づけることになります。

過去問は合格への道しるべ

過去問は試験委員が時間とコストをかけて練りにねって作成した良問です。過去問を解くことで出題者が受験生に対してどれくらいの知識や理解を求めているかがわかるのです。

言い方を変えれば、試験の概要にある書かれている出題範囲をより具体的に受験生に対して示しているのです。つまり過去問は合格への道しるべなのです。

過去問を使った効率のよい勉強法

では実際に過去問を使ってどのように勉強すればいいのでしょうか?

  • 過去問を読む
  • 過去問に実際に解いてみる
  • 過去問を肢単位で完璧になるまで解く

過去問を読む

資格試験の勉強は、予備校や通信講座の授業を受けて復讐にテキストを読むというインプットの勉強を中心に行い、インプットを一通り終えた後で過去問を解くのが一般的でしょう。

しかし、過去問を使った勉強はインプット開始時期当初から同時並行で行うのがおすすめです。

その際注意しなければならないのは、問題は解いてはいけないということです。インプットが不十分な段階では問題を解こうとしても解けないからです。

インプットの勉強を開始した当初は過去問の問題文と解答を”読む”のです。

そして、読み方も精読するのではなく、問題文と解答の太字や赤字の重要部分をザッと流し読みをする程度で十分です。

こうしてアウトプット、インプットの作業を同時並行で行って正確な知識を定着させるのです。

過去問を実際に解く

知識のインプットが一通り済んだら、実際に過去問を解いてみましょう。

時間は気にせずじっくり考え、わからなければ解答を読んだりテキストで調べて理解を深めるようにしてください。

そのうちにだんだんと正解できる問題が増えてきます。自信がついたら実際に時間を計って問題を解きましょう。

過去問を肢単位で完璧になるまで解く

最終的には過去問を繰り返し解いて完璧な状態にします。では、何をもって完璧というのでしょうか?

  • 正解を即答できる
  • 全ての肢について理由をつけて正誤を見分けることができる

実際の本試験は思った以上に時間がありません。その場で考えているようでは、合格はとてもおぼつきません。

問題文を見たら即答できる状態になるまで自分を鍛え上げる必要があります。最終的に目指すのは”解答マシーン”です。

受験生のなかには、正誤の理由を意識することなくただ単に正解の脚を記憶しているだけの人がいます。

しかし、これだと同じ知識を使って解く問題が角度を変えて尋ねられたときに正解することができません。

そうならないようにするために言い方を変えて尋ねられるように、過去問は肢単位で理由を付けて正誤を見分けられるようにしなければなりません。

過去問は何回解けばいい?

過去問はできるようになるまで何回でも解かなければなりません。

つまり1度で正解できた問題はそれ以上やる必要はありません。逆にできない問題は10回でも20回でも解き続けなければなりません。

そういう問題は自分が苦手とする分野ですから特に集中して勉強しなければなりません。また一度正解した問題も時間の経過とともに徐々に忘れていきますから定期的に復習をしなければなりません。

過去問は何年分解けばいい?

10年分の過去問を解けば、行政書士試験に必要な知識をカバーできます。その後余裕があればさらに解く過去問を増やせばいいでしょう。

過去問集は年度別の問題集ではなく分野別に編集された問題集を使うのがおすすめです。同じ分野や範囲を集中的に学習するほうが、知識の習得を効率的にすることができます。

まとめ

ここまで

  • 独学で勉強するには過去問が大事な理由
  • 過去問を使った効率の良い勉強法
  • 過去問は何回解けばいいか
  • 過去問は何年分解けばいいか

について書いてきました。

行政書士試験に独学で合格したいのなら、過去問を中心に勉強した方が効率がいいです。過去問をこなせば、試験に必要な知識の範囲がわかるので無駄な勉強をせずに済みます。

是非、過去問を解きまくって行政書士試験を突破してください。

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