宅建士試験

宅建士とファイナンシャルプランナー ダブルライセンスのメリット

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「宅建士の資格を持っているが、その資格を活かすためにファイナンシャルプランナーの資格を取りたい」

「どうせなら、宅建士の試験と一緒にファイナンシャルプランナーの試験も受けたい」

そう考える人は多いです。

とはいえ、

  • そもそも宅建士とファイナンシャルプランナーのダブルライセンスのメリットはあるの?
  • 同時に合格することは可能?

という方も多いと思います。

そこで、この記事では宅建士とファイナンシャルプランナーのダブルライセンスのメリットと試験の概要について、宅建アドバイザーの観点から解説します。

具体的には、

  • 宅建士とファイナンシャルプランナーの違い
  • ダブルライセンスのメリット
  • 宅建士とファイナンシャルプランナーの試験の概要

の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。

2分くらいで読めますし、ダブルライセンスを目指す方向性が定まる可能性が高いのでまずはご一読を!

宅建士とファイナンシャルプランナーの違い

宅建士とファイナンシャルプランナーはどちらも非常に人気のある国家資格です。宅建士の受験者は毎年20万人近くにもなります。

一方ファイナンシャルプランナーは3級と2級に分かれていてそれぞれ15万人近くが受験します。

宅建士とは

宅建士とは、宅建業法で定められた国家資格です。不動産業を営む宅建業者は従業員5人に1人の割合で常駐の宅建士を置かなければなりません。

宅建士は不動産取引の買主や借主に対して重要事項説明という物件の内容を説明する義務を負っています。

不動産取引は専門的知識が必要で、また高額の金銭のやり取りが行われるので後でトラブルにならないよう国家資格を持った専門家である宅建士が説明を行うのです。

ファイナンシャルプランナーとは

ファイナンシャルプランナーとは、顧客が希望するライフプランにあわせてお金の面からどのような人生設計を行うべきかをコンサルティングするアドバイザーです。

宅建士とファイナンシャルプランナーのダブルライセンスのメリット

宅建士とファイナンシャルプランナーの資格は非常に相性がいいと言えます。両者の共通点は不動産に関する専門的な知識があるということです。

しかし、宅建士の知識は民法や宅建業法など法律観点の知識であるのに対し、ファイナンシャルプランナーはローンなどお金の面での知識がメインです。

そのため、両面の知識があると相互に補充しあえるので不動産に関する専門家といわれるのにふさわしい立場に立つことができます。

具体的には以下のような取引場面で両方の知識を活かすことができます。

住宅用マンションや一戸建ての販売

ファイナンシャルプランナーの知識を活かして不動産取得税・登録免許税などの税制面、また住宅ローン控除、住宅ローンの金利などのアドバイスをすると購入者の信頼を得られ契約成立に繋がりやすくなるでしょう。

投資用マンションの販売

REITなどの不動産を用いた投資、利回りなどの運用方法の知識が役立ちます。投資用マンションの購入を検討している人の一番の関心事は”いくら儲かるか”ということなので、具体的な数値を用いて利回りを提示することができると、顧客の信頼はグッと高まり成約の可能性が高くなります。

宅建士とファイナンシャルプランナーの試験の概要

宅建士試験とファイナンシャルプランナーの試験の違いを見てみましょう。

出題科目

宅建士とファイナンシャルプランナーの出題科目配下のとおりです。

宅建士

宅建士の試験では、権利関係( 民法)、宅建業法、法令上の制限(都市計画法や、隣地斜線制限などの建築物に関する規制)、税・その他が出題範囲です。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーの出題科目は年金、保険、相続などの広範囲に及びます。お金に関連するものが多いのでイメージがしやすく理解は宅建士の勉強より早くできると思います。

宅建士とファイナンシャルプランナーの難易度

難易度の比較一覧表です。

資格 合格率 必要勉強時間 1年間に行われる試験の回数
宅建士 毎年15%前後で推移 300~400時間 1回
ファイナンシャルプランナー2級 30~40% 200~300時間 3回
ファイナンシャルプランナー3級 70~80% 100~150時間 3回

 

合格率、勉強時間を見るとやはり宅建士の試験の方が難易度は高いと言えます。またファイナンシャルプランナーの試験は年に3回行われることを考慮すると、実質的な難易度はさらに宅建士試験の方が上ということになるでしょう。

宅建士ファイナンシャルプランナーの試験の違い

両者の違いの一覧表です。

資格 試験科目 試験方式 受験資格
宅建士 民法、宅建業法、法令上の制限、税・その他 4肢択一式

全50問

合格ラインはおよそ7割

なし

性別、年齢、学歴等関係なく誰でも受験できる

ファイナンシャルプランナー 学科試験:4肢択一式

全60問

合格率は6割

実技試験(きんざい実施の場合):5問出題

合格率は6割

2級を受験するには以下のいずれかを満たしている必要がある。

・3級技能検定の合格者

・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者

・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者

・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

勉強をする際の注意点

宅建士とファイナンシャルプランナーの勉強は不動産の売買や運用以外の面では共通する部分があまりありません。

そのため、同時並行で進めるのはよほど時間のある人でない限りやめた方がいいかもしれません。

宅建士の試験は例年10月の半ばに行われますので、それまでは宅建士の勉強に専念したほうがよいでしょう。そして、そのあと1月末に行われる第3回目のファイナンシャルプランナーの試験を受験するのが現実的でしょう。

まとめ

ここまで

  • 宅建士とファイナンシャルプランナーの違い
  • ダブルライセンスのメリット
  • 宅建士とファイナンシャルプランナーの試験の概要

について書いてきました。

宅建士とファイナンシャルプランナーは非常に相性のいい資格です。特に営業マンの場合には、ファイナンシャルプランナーの知識を活かして購入者に対してさまざまな提案が可能になり、成績のアップが期待できます。

両方ともしっかり勉強ができていれば一発で合格できるレベルの試験なので、順調にいけば1年以内に2つの資格を取得することも可能ですので、しっかりと計画を立てましょう。

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