「どうしたら、行政書士の試験に受かるのか?」「いつになったら自分は受かるんだろう?」
なかなか行政書士の試験に受からないと不安になってしまいますよね。
とはいえ、
自分が受からない原因がわからずに困っている
という方も多いと思います。
そこでこの記事ではそんな、行政書士試験に受からない原因を、行政書士試験アドバイザーの観点から解説します。
具体的には、
- 行政書士試験の合格率
- 行政書士試験に受からない原因
の順番に重要なポイントだけをご紹介します。
2分くらいで読めますし、行政書士試験に受からない原因がわかる可能性が高いので、まずはご一読を!
行政書士試験の合格率
まず、前提として行政書士試験の合格率について知っておきましょう。
行政書士試験の合格率はここ数年は10~15%前後で推移しています。
関連記事 行政書士の試験の合格率は?過去12年間の推移についてまとめてみた
この数字だけをみればなかなか受からないとしても不思議なことではありません。必要以上に難しく考える必要はありませんが、簡単な試験ではないでしょう。
少なくとも付け焼刃の勉強で対応できる試験でないことをまず確認しましょう。
行政書士試験に受からない原因は?
行政書士試験に2、3度と不合格になっても、あきらめずにチャレンジする精神は素晴らしいです。このまま絶対に勉強を続けましょう。
しかし、その前になぜ自分が不合格になったのかその原因分析をしっかりとしましょう。物事の結果には必ず原因があるのです。
この原因分析をしなければ道は開けません。ただ勉強を続けるだけでいつか合格できるほど甘い試験ではありません。
計画のミス
勉強の開始時期が遅ければそれだけ短期間のうちに詰め込まなければなりません。
半年ほどでも合格する人もいますが、できれば余裕を持って1年間位の期間は確保したいものです。
特に社会人の方は勉強時間が取りにくい上に、突発的な仕事が入ったりします。直前期にそのようなことになると精神的にも非常に焦りよくありません。
余裕をもって前倒しでスケジュールをこなしていけば、何かあっても修正ができます。
勉強は是非早くに開始しましょう。
勉強方法が間違っている
予備校や通信講座の授業を受けっ放しにして復習を疎かにしている人が多いです。初心者のうちはうちは法律用語は耳慣れないことばかりで、なかなかなじめません。
復習を積極的にして知識を定着させないと、いつまでたっても不正確なままで試験で使える精度の高い知識になりません。復習は是非しつこくやって下さい。
また、勉強を参考書やテキストを読むことに重点をおいている場合にも注意が必要です。インプットをいくら一生懸命やってもアウトプットの訓練をしないと点数は伸びません。
アウトプットの勉強は過去問を解くのが一番です。過去問を実際に解くことで、知識の活かし方を学べます。しかし、参考書やテキストをただ漫然と読むだけだとなかなかそういう力は身につきません。
勉強不足
行政書士試験の合格に必要な勉強時間は600~800時間ほどと言われています。
もちろん個人差がありますので、これより少ない時間で合格する人もいるでしょうし、また逆のケースもあるでしょう。
しかし、自分の勉強時間が600時間を大きく下回るような場合には、そもそも絶対的な勉強時間が足りない可能性があります。こういう場合はそもそも受かるわけがないといってよいでしょう。
試験勉強というと何かと“ヤマを張る”人がいます。試験に頻出の出題事項というものがありそれを重点的に勉強するという意味では決して悪くありません。
しかし出題範囲を一通り終わらせもぜず”ヤマを張る”のは、それは単なる当てずっぽうということになるでしょう。
まとめ
最初に書いたように、結果には必ず原因があります。まずはその原因をじっくりと探りましょう。それをせずにやみくもに勉強を再開してもいい結果を得るのは難しいでしょう。
そして、原因がわかったらそれを改善すればいいのです。ただし、原因がわからない場合は「多分こうだろう」という推測で構いません。
もし上手くいくのらなら推測は正しかったことになります。上手くいかなければ他に原因があるのですから、それを突きとめるように原因を追求をし続けて下さい。