「宅建士のやりがいはなんだろう?」勉強しながらそんなことを考えたことはありませんか?私も受験生の時にふと思ったことがありました。
とはいえ、宅建士の生の声を聞くことでもない限りなかなかわからないと思います。
そこで、この記事ではそんな宅建士のやりがいについて宅建アドバイザーの観点から解説します。
具体的には
- 宅建士は不動産業界に欠かせない人材である
- 宅建士のとしてのやりがい
の順番に書いていきます。
1分読めて宅建士のやりがいがわかり、勉強のモチベーションが上がる可能性が高いのでまずはご一読を!
宅建士は不動産業界に欠かせない人材
宅建業法は、従業員5人あたり1人の割合で宅建士を置くことを宅建業者の義務として定めています。つまり宅建士がいなかったら宅建業者は不動産取引をすることができないのです。
日々実務の現場では、宅建士が活躍することで不動取引がスムーズに行われるのです。このように不動産業界においては、宅建士は欠かすことのできない人材なのです。
これだけでも宅建士がやりがいのある仕事であることがわかると思います。
宅建士としてのやりがい
先に書いたように宅建士は不動産業界に欠かすことのできない人材であることがわかりましたが、実際に実務の現場で活躍する宅建士は具体的にどのようなときにやりがいを感じるのでしょうか?
- 「住居」の提案という責任のある仕事
- 顧客から感謝されたとき
- 不動産に詳しくなる
「住居」を提供するというやりがい
衣食住は人間が日々の生活を営んでいく上で欠かすことができないものです。その中の住居に関する仕事をするのが宅建士です。
住居は二つとして同じものがなく、また住居に対する価値観は人それぞれです。広さ、間取り、場所によってその人のライフスタイルは大きく左右されることになります。
宅建士は購入者の多様なニーズや要望をくみ取りベストな提案をするのです。
さらに住居をマイホームとして購入するとなると、それは一生に一度の大きな買い物になり失敗は許されません。
もし購入する住居に法令上の制限が課されていて、購入者が後からそれを知った場合には生活に大きな支障をきたすことになりかねません。
しかし、そのような法令上の制限は不動産に関する知識が乏しい購入者にはわかりにくいことが多いのです。
このような法令上の制限について購入者に事前にわかりやすく説明し、後に購入者が不利益を被る事のないように勤めるのも宅建士の大事な仕事です。
このように法令上の制限の範囲内で、購入者の希望をできる限り尊重しベストな提案をするのは、宅建士としておおきなやりがいといえるでしょう。
購入者から感謝されたとき
先ほど書いたように、住居の購入は購入者にとって一生に一度の大きな買い物です。そのため契約に至るまでには、それなりの時間が必要で多くの手続が必要になります。
そのため、ときには購入者との間に微妙な空気が漂うこともあります。そういう過程を経て契約にこぎつけたときには、大きな喜びを感じることになります。
そして、購入者から「ここまでいろいろありがとう」と感謝の言葉をかけられたときは何よりうれしく宅建士としてやりがいを感じる瞬間でしょう。
不動産に詳しくなる
不動産はその用途に応じて実にさまざまな物件があります。
そして不動産会社に宅建士として勤務すると、自分には到底縁のないような高級物件を購入希望者に案内するために足を踏み入れることもあるわけです。
もし不動産会社に勤務していなければ、自分が利用する範囲内でしか不動産物件を見ることはないでしょう。
そして宅建士として経験を積んでいくと、不動産全般に詳しくなります。地域ごとの家賃相場や資産価値の上がる可能性の物件の特徴など、顧客満足度を高めるためには詳しくならざるを得ません。
このようにして得た知識は後に自分が不動産を購入したリ売却するときにも役立ちます。
これはやりがいとは異なるかもしれませんが、宅建士としての仕事にやりがいを感じているからこそ身につく知識といえるでしょう。
まとめ
ここまで
- 宅建士は不動産業界に欠かせない人材
- 宅建士としてののやりがい
について書いてきました。
宅建士はマイホームという人が大きな決断をする必要がある場面に立ち会う大変責任のある仕事であり、また契約が成立したときに感謝されるやりがいのある仕事であることがわかったと思います。
あなたを必要とする人が全国にたくさんいます。是非宅建試験を一日も早く突破して、宅建士としてデビューできるよう頑張りましょう。