宅建士試験

宅建の勉強法の疑問点 ノートは作ったほうがいいの?

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「試験直前に重要ポイントだけをサッと見直せるように、ノートを作ったほうがいい」

こんなことがよく言われていますし、私も受験生のときにはそう思っていました。

とはいえ、

  • 本当にノートを取る必要があるのか
  • そもそもぞんな時間ない

という方も多いと思います。

そこで、この記事ではそんなノートに関する疑問点を、宅建アドバイザーの観点から解説します。

具体的には

  • そもそもノートを作るべきか
  • ノートを作る必要がない理由
  • テキストをノートにしてしまう方法

の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。

2分くらいで読めますし、勉強の効率が改善される可能性が高いのでまずはご一読を!

宅建の勉強でそもそもノートを作るべきか

結論からいいますと、ノートを作る必要はありません。宅建に合格するのには、一般に300時間ほどの時間が必要だと言われています。

この時間は参考書やテキストを読むインプットと過去問を解くアウトプットの時間を合計したもので、ノートを取る時間は含まれていないと考えていいでしょう。

ノートを作るとなるとさらに多くの時間が必要になります。

宅建の勉強でノートを作る必要がない4つの理由

ノートを作る必要のない理由はいろいろありますが、主なものとしては、次のようなものが考えられます。

  • ノートを作るのには時間がかかる
  • ノートを作っても暗記はできない
  • テキストの内容をまとめるのは難しい
  • 記述式の試験ではない

ノートを作るのには時間がかかる

先に書いたように、ノートを作るのには時間がかかります。テキストや参考書に書いてあることをインプットしながらその内容をノートにまとめていくのには、それこそ膨大な時間がかかります。

宅建の参考書やテキストは500ページ近くになるものもあります。それを自分でノートにまとめるのは現実的ではないでしょう。

ノートを作っただけでは暗記はできない

ノートを作っても、それで全ての内容を暗記できるわけではありません。ノートを作るのが好きな人は、きれいなノートを作ることで満足してそれで終わってしまいます。

つまり勉強した気になってしまうのです。

しかしその内容を暗記してインプットしなければノートを作った意味がないのです。

結局暗記の作業が別途必要になるのなら、参考書やテキストを使いながら過去問を問いて暗記したほうが効率的です。

テキストの内容をまとめるのは難しい

分厚いテキストの重要部分を自分で見分けて、それをノートにまとめるというのは難しい作業です。初心者であればなおさらです。

そうなると、結局元のテキストを丸写したのと変わらないものが出来上がるということにもなりかねません。

記述式の試験ではない

書くことで理解が進む、覚えやすくなるという人がいます。しかし、これが当てはまるのは記述式試験や論文式試験の場合でしょう。

宅建試験は全て択一式で行われます。つまり記述や論文の要素は全くないのです。

そうすると書く作業というのは非効率的ということになります。

テキストをノートにしてしまう

テキストは、競争の激しい出版業界で各社が、受験生の支持を得ようと知恵を絞りだして作ったものです。

したがって、市販であれ通信講座ものであれ、基本的にはテキストが試験に必要な情報が一番まとまっていて使いやすいです。

そのため、テキストに書かれていることをわざわざノートにまとめる必要はありません。

そうすると、ノートに書くべきことは参考書に載っていないことになります。

勉強をしていると、テキストや過去問の解説をいくら読んでも理解できないものがでてきます。そういうときには、ネットで検索したり講師に質問をして解決します。

そういう自分だけのオリジナル情報などテキストにのっていない情報をノートに書くのです。

そしてそのような情報はわざわざ別冊のノートにまとめるほどの量でもないでしょう。そうであれば直接テキストの余白に書き込めばいいのです。

余白が足りなくなれば大きめのポストイットに書いて該当部分に貼り付けておけば問題ありません。

こうしてあなただけのオリジナルテキスト兼オリジナルノートが出来上がります。

まさに情報の一元化です。

ちょっとしたすき間時間や移動時間もこれ一冊があれば勉強が可能に。

もちろん、試験当日もこの一冊を持ち歩き直前まで見直します。

まとめ

ここまで

  • そもそもノートを作るべきか
  • ノートを作る必要がない理由
  • テキストをノートにしてしまう方法

について書いてきました。

私たちは小学校からずっと授業の内容をノートに取ることを当たり前のようにやってきました。そうすると、資格試験の勉強でもノートを作ることを当然の事と考えるのは無理のないことかもしれません。

しかし、学校の定期試験と資格試験ではこなさなければならない量が違います。また過去問を通じた大量の問題演習も必要になります。

ノートを一からていねいに作っている時間などありません。ノートを作る時間があったら一問でも多く過去問を解くことです。

それでもノートを作りたいということであれば、できあがったノートを使ってそれがぼろぼろになるまで復習してください。

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